節約のために格安SIMに変えて、3年以上経ちました。
わたしは3年ずっとIIJmioを使っています。
格安SIMは節約になるということは知りつつも、
いまいち種類がありすぎて迷っているという方も多いと思います。
そこで今回は、IIJ mioのベテランの私が、
「IIJ mioって何なの?」
「メリット・デメリットは?」
「実際の感想は?」
こういった疑問を解消します。
IIJ mioとは?
IIJ(インターネットイニシアティブ)か提供する格安SIMです。
IIJは日本で初めてインターネット接続サービスを開始した企業であり、情報・通信分野で多様な事業を展開しています。
IIJ mioは高速モード・低速モードの切り替え、低速モードでもはじめの一定量だけ高速通信できるバースト転送、通話料が半額になるみおふぉんダイアルなど、コストとクオリティを両立できるサービスが特長です。
公式サイトはこちら。
3年使ってみて
私の契約プランと実際の料金
契約開始から今までずっとミニマムスタートプラン(月3GB)の音声通話機能付きSIMです。
いちばんデータ通信量の低い通話機能付きのプランという位置づけです。
基本料金 1,600円
(月額料金 900円
音声通話機能付帯料(月額) 700円)
音声通話料金 毎月平均 300円程度
(みおふぉんダイアルで月15分程度通話)
合計 毎月 1,900円程度
光回線のIIJmioひかりも契約していたときがあったので、
そのときはセット割で5,300円程度でした。
詳しくは後述しますが、
5,000円ちょっとで固定回線とスマホが使えるってけっこうすごいと思います。
感想
とても使いやすい格安SIMで、
かなりおすすめです。
わたしは家では固定回線のWi-Fiで通信し、
外出中のみモバイル通信していました。
外では動画を観たりゲームをやったりはしません。
はてブやTwitter、LINEはよく使います。
電話は月に15分程度です。
そんな使い方をする分には、3GBのミニマムスタートプランでも十分満足できます。
通信速度が気になったこともほとんどありません。
また、IIJmioの特徴は、高速通信の使いどころをコントロールできるというところにあります。
(後述します)
今は引っ越しにより解約してしまいましたが、光回線のセット割があることもありがたかったです。
限られた3GBを有効活用できるという点で、
価格以上の価値がある隙のない格安SIMだと思います。
では、IIJmioの具体的なメリットを紹介します。
メリット
高速モード・低速モードを切り替えできる
高速モードと低速モードを自由にON/OFFできます。
低速通信モードなら、データ通信量が減らないんです。
低速モードでいる限り1byteも減らないということです。
つまり、低速モードでいる限り使い放題です。
しかも、IIJ mioには低速モード時、バースト転送という機能があります。
これは低速モードで通信する際、最初の一定量だけ高速通信してくれるというものです。
したがって、LINEやメールの送受信、軽いテキストサイトの読み込み程度なら低速モードでも一瞬で通信可能です。
ただし、やはりリッチなwebサイトを開いたり動画や画像を読み込むときは低速モードでは遅すぎます。
そんなときは高速モードに切り替えます。
私はふだんは低速モードにして温存し、
緊急のときに高速モード、という風に使い分けています。
データ容量の使いどころを自分でコントールできるのはかなり大きなメリットです。
私は使い分けのおかげで、毎月5GB以上通信しています。
(高速モードで3GB、低速モードで2GB程度)
残ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
IIJ mioでは月末に使わなかったデータ通信量を、そのまま翌月に繰り越すことができます。
例えば3GBプランで2GBしか使わなかった場合、1GB翌月に繰り越せるため、翌月は4GB使えるようになります。
出張や旅行などでWi-Fiが使えないときも安心です。
ただし、繰り越せるのは最大で2か月分まで。
3GB契約だとしたら、6GBまで繰り越し可能です。
高速モード・低速モードの切替とデータ通信量の繰り越しを使いこなせば、
ミニマムスタートプランでも十分満足できます。
セット割で光回線が600円安くなる
家ではバンバン動画観たいしネットサーフィンもしたい、という方には固定回線を引くことをおすすめします。
IIJは、IIJmioひかりという光回線サービスも提供しています。
IIJmioとIIJmioひかりをセットで契約すると、mio割で600円割引されます。
IIJmioひかりは単体で3,960円
ミニマムスタートプランの音声通話機能付きSIMの場合1,700円
mio割で-600円
合計 5,060円
5,000円ちょっとで固定回線とスマホが使えるのはとてもお得です。
3大キャリアだとスマホだけで7000円かかることもあり得ますから。
外では高速モードと低速モードを使い分け、
家では固定回線のWi-Fiで好きなだけ通信する。
これが最強の布陣だと思います。
ただし、IIJmioひかりは2年以内の解約で違約金が発生するので、ご注意を!
みおふぉんダイアルで安く電話できる
格安SIMでは電話かけ放題以外のプランの場合、
通話代が従量課金で高めに設定されていることが多いです。
だいたい 20円/30秒です。
しかしIIJmioでは、専用アプリのみおふぉんダイアルで電話をかければ半額の10円/30秒になります。
電話はすべてみおふぉんダイアルで、という習慣をつければ、
通話料金をグッとおさえることができます。
わたしの場合毎月15分程度電話していたので、みおふぉんダイアルで300円くらいです。
※フリーダイアルや110などの3桁番号にかけるときはみおふぉんダイアルは使えません。
サポート体制が厚い
引っ越しによりIIJmioひかりを解約しましたが、そのときの問い合わせにスムーズに応じてくれました。
昼休みに問い合わせフォームから質問を送り、その日の夕方回答が返ってきます。
格安SIMは3大キャリアと比べて自分で調べないといけないことが多いため、
サポート体制の厚さは重要なポイントのひとつです。
デメリット
ものすごく遅くなる時間帯がある
昼休みや通勤時間帯など、高速モードにしていても遅く感じるときがあります。
これはIIJmioの問題というより、
格安SIMにする以上仕方のないことかもしれません。
私はもう割り切っています。
ここに不満を感じる方は、
格安SIMは合わないかもしれません。
IIJ mioはこんな人におすすめ
感想、メリット・デメリットを語りましたが、総合的にIIJ mioはおすすめできます。
デメリットも一応挙げましたが、気になるほどではありませんでした。
実際わたしが3年以上使い続けているように、
隙のない優秀な格安SIMだと思います。
特に、こんな使い方をしたい方にはおすすめです。
- 月々の基本料金は最小に、
- 高速モード・低速モードの切替とデータ通信量の繰越で高速通信の使いどころをコントロールし、
- みおふぉんダイアルで通話料金も安く抑えたい。
そして家では好き放題通信したい方には、
IIJmioひかりが当てはまります。
以上、
みなさまの格安SIM選びの参考になれば幸いです。